初心者が自作PCをつくるまでの話

 

1.新しいPCが欲しくなる

今までPCを使った作業を殆どしてこなかったこともあり、PCについては型落ちのノートPCばかり使ってきた。学校の実験実習に関するレポートすらスマホで済ませてきていたが、コロナが流行してきたことでPCを使う機会が増加。特に就活においては、最終面接が直前になってリモートに変更されるという事態となり、PCには大変お世話になった。

 

そういうこともあり、もう少し性能の高いPCが欲しくなってきた。入社後にもリモートワークをする機会が増えるかもしれないし、ウェブブラウジングをより快適にしたいという気持ちもあった。

 

 

2.ノートPCの性能向上は限界がある

もう少し性能のいいPCといったところで、いきなりPC本体を購入することは考えず、まずは現状のPCの性能の底上げを測れないか模索した。

 

しかし、中々難しいと思った。購入時点でHDDはSSDに換装され、メモリは8GBに増設済みだった。現代のノートPCでCPU交換は現実的とは思えず、性能向上は諦めた。

 

 

3.Linuxとの出会い

そこで、今度は動作を軽くしたいと考えた。ソフトウェアのアンインストールや不要なファイルの削除等は試したが、当然ながら劇的な変化は出ず。そこで、OSそのものを入れ替えてみたいと考えるようになった。

 

そこで、無料で使用できるLinuxを試してみることにした。いきなりWindows10から移行する勇気が出なかったので、まずはUSBメモリにOSをインストールして試してみたいと考えた。また、「軽量」と言われるディストリビューションが気になったので、Puppy Linuxを最初に試すことにした。

 

 

4.Puppy Linuxの洗礼を受ける

現代では大抵のことはネットで調べれば何とかなるので、軽い気持ちで始めたが、最初は大苦戦。WindowsというOSの快適さに全く気づいていなかった。

 

Wi-fi設定のウィザードに苦戦し、無線LAN子機のドライバインストールがうまくできず、サウンドの設定に苦労し、インライン入力の設定すら一筋縄では行かず。

 

一方で、うまく設定できたら嬉しいし、VivaldiやLibre Officeのようなソフトが正常に動く為、作業も普通にできるという印象を持った。

 

 

5.Ubuntuの偉大さを知る

色々と苦労したが、何とかPuppyの基本的な設定ができた。丁度この頃、Celelon N4000を積んだAcer Aspire1を譲り受けた。これにUbuntuをフルインストールしてみようと考えた。

 

結果から言うと、安定性、UI等どれをとっても無料とは思えないレベルでまとまっており、感心した。

 

自分の使用環境ではWi-fi子機との相性のみが問題だったが、Wi-fi内蔵のAspire1なら問題なし。子機はエレコムのWDC-150SU2Mが使用できた。

 

 

6.Youtubeの動画を見て自作を決意

Youtubeで自作PCを組み立てている動画を見て、これなら自分も作れそうだと感じ、自作を決意。やはり映像はわかりやすくていいと思う。

 

各パーツの規格等を調べ、Amazonで纏めて新品パーツを購入することとした。Kindleの本でも情報を集め、自分好みの構成にできるよう努力した。

 

 

7.PCの性能と予算について

新しいPCが欲しいとは考えたが、現状そこまで高性能である必要はない。また、兄は10年前に買ったCore i7 2600搭載PCを今でもサブPCとして使用しているので、ある程度のスペックなら数年は大丈夫だとも思った。

 

OSはLinuxを使えば無料なので、PCタワー本体が5万円で収まる構成をAmazonで探すことにした。

 

 

8.買ったパーツについて1つ補足

TP-LINKのナノ無線LANルーターのクライアントモードでインターネットに繋げたいと考えていたが、設定がうまく行かなかったこともあり今回は使用せず。代わりに前述したエレコムの無線子機を使用した。価格等もエレコムのパーツで算出する。

 

 

9.各パーツの価格(価格は2021年8月8日時点)

CPU : Intel Core i3 10100F 10780円

GPU : ASUSTek NVIDIA GT1030 11591円

メモリ : KLEVV DDR4 2666 8GB×2 7652円

マザー : ASUS PRIME B460M-A 7350円

電源 : Thermaltake ATX 500W 4626円

ストレージ : KLEVV SATASSD 240GB 3380円

ケース : Thermaltake VERSA H17 2873円

Wi-fi子機 : エレコム WDC-150SU2M 744円

 

合計 48993円

 

 

10.パーツについての所感

CPUは11世代が既に発売されていることもあり、コスパがいい時期に買えたと思う。逆にGPU(グラフィックボード)はまさしく最悪で高過ぎる。他のパーツは全て最安値かそれに次ぐレベル。とにかく予算内に収めたいのでコスパ優先。

 

マザーボードがセール中だったこともあり何とか4万円台に収まった。内蔵SSDはもっと多いほうがいい人も多そうだが、自分はこれで十分。既に持っているHDDをサブにして使う。

 

 

11.最小構成での組み立て

最低限度のパーツでUEFIの起動まで持ち込めるかテスト。内蔵グラフィックスが無いことを忘れてマザーにHDMIを刺して慌てるという凡ミスはあったものの、それ以外は普通に作業が進んだ。

 

メモリやCPUのロックは結構力が必要なので、最初はビビってしまった。強く差し込み、半刺しはさけるべきだろうからしっかり力をかけるべきだ。

 

 

12.組み立て〜配線

最小構成の状態まで組んだ後は実質ネジ止めと配線作業。ベッセルの+2 200mmプラスドライバーが大活躍した。ケースの奥のネジ止めがとにかくしやすかった。

 

ケース手前側の配線時にはGT1030のヒートシンクが邪魔になった。手に当たってしまい痛い。軽い切り傷を作りながら作業完了。

 

 

13.再び動作確認

しっかり組んだところで動作確認を行い、正常な動作を確認。達成感を感じた。

 

ここではファン、メモリ、ストレージあたりが認識されているかをを見ておけば大丈夫な筈。

 

因みに、僕はHD AUDIOの配線が半刺し状態になっており後で修正した。しっかり刺すってとても大事。

 

 

14.OSダウンロードで悲劇

前もって作っておいたUbuntuのブートUSBでOSをインストール。流石に大丈夫だと思ったのだが、まさかのバグ。Live起動状態だと何ともなかったのに何故なんだUbuntuよ。

 

こんな貴重なバグシーンを写真にも動画にも収めていなかったのは惜しかった。

 

 

15.Linux Mintをインストール

Ubuntuのバグはまったくもってどうしようもなかった。左図のような状態に陥り、シャットダウン/再起動以外は操作できず。

 

流石にこんな調子ではお手上げなので、Linux Mintをインストールすることにした。兄が持っていたDVDを借り、外付け光学ドライブで読ませるだけでOK。ウィザードが出るのでその通りにやるだけ。

 

Ubuntuと同様にDebian系なので若干不安ではあったが、問題なく使えた。因みに、Linux Mint 20でもエレコムの子機はポン刺しで使えた。これでネット接続は一安心できた。

 

 

16.セットアップ

セットアップに関してはこちらの方のブログの手順に従えば大丈夫。この方に限らず、Linuxユーザーはこういった情報を共有してくださる方が多く、かなり助けられる。

 

また、Mintも優秀で、NVIDIAのドライバ、言語パッケージやコーデックのパッケージをインストールしてくれるのは便利でいい。

 

因みに、近年はMicrosoftもLinux向けのサービスを充実させようとしているようで、僕はEdgeとTeamsをインストールして使用している。普通に使うだけならWindows版と変わりない。エミュレータやWineを仕込む必要が無いのは素晴らしい。

 

 

17.まとめ

格安パーツでPCを組んでみたが、組み立て自体は詳しく解説している本や動画を見れば、後は製品に付属するマニュアルを読んで誰でも組めると思う。

 

一方で、ケースはBTOのものと差別化できる部分なので、もう少しコストを掛けるべきだと思った。見ての通り、イヤホン端子が明らかにひん曲がっている。自分で組み立てた部分ではないので、これは製品の精度の問題だ。高いパーツには相応に意味があるのだと実感できた。

 

セール価格のBTOのPCと比較すると、特にコスパがいいとは思えないが、自分で作ったものは愛着が湧くし、内部構造にも詳しくなれた。知識をつけられたという意味でも作ってよかったと思う。

Join the Conversation

  1. When I was choosing Linux I began from this:
    1. Search for “video editing for Linux” on YouTube
    2. Search for “Ubuntu” on Wikipedia
    3. New topic about Linux on Russian section of the Vivaldi forum.
    In my opinion, the best distro for beginners is Arch-based Manjaro with KDE Plasma, but I chose Solus. Welcome to the penguin cult!

    1. Thank you for your comment!
      I’m a beginner and don’t know much about Linux yet.
      Thank you for your advice!

Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Vivaldi